なんか・・・米飯を腹一杯食いたい・・・。
そう云う欲求を覚えた土曜日、午前11時。
最近小田原市下大井から足柄大橋までつながる道が新設され、「開成」までは10分。「万福」も近所?といってもいいくらい。
チャーハンを腹一杯食うという気合い満々で引き戸をくぐり入店しました。
まず目についたカウンター席の若輩男子、そして右の目の端に映ったテーブル席のおやじ。
両者とも堅焼きそばを食らっていました。
その皿の様相があまりに迫力に満ちていたものだから、何か呪文にでもかかったみたいにオーダーに際し口から出た言葉はチャーハンではなく「カタヤキソバ!!!」でした。
人の心の移ろいやすさ、男心と冬の風???
その不確かさに半ばあきれ、自身の二面性、絶対矛盾的自己同一???に驚嘆さえ覚えました。

ところでこのカタヤキソバという奴。
店内に貼られたメニューにはそういう表記はありません。
ただ「焼きそば680円」という文字があるだけです。(堅焼きそばにすると50円高かったような記憶が・・・)
焼きそばはそのノーマル型を食ったことがないのでどのようなものかは分かりませんが、その麺はできあいのものでは無く、生を揚げているのです。
そいつが大皿に標高高く盛られ、それを覆うように大量の餡がかけられています。
ここに少々というにはかなり多めの酢をまぶし、皿上にあるからしと混ぜていきます。

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堅麺は食らう当初、かなり歯ごたえを感じますので、あごの運動になります。
いつぞやの東佳のように餡不足に陥ることもなく、逆に終盤餡に泳ぐ野菜や麺の断片を箸にて掻き出すことに労力を使うほどです。具や麺を食い終え皿に残った奴をズルズルとすすれるほど(実際はしませんが・・・)餡は多いのです。これは嬉しいことです。

私的お店メニューお気に入り度:★★★★★(こいつが一番好き)

自分としては割とあっさり平らげることができました。
食っている途中、Vomitの欲求、箸の活発な動きを妨げる脳からの指令もありませんでした。
しかし・・・万福はただ者ではありません。
この満腹感は夕食前まで保たれました。これは驚嘆すべきことです。