Bグル食堂の雄として君臨する万福ではありますが、「カレー」などと言う似非洋食は似つかわしくないものと思っていました。
「かたやきそば」「中華丼」「オムライス」「サンマ-麺」・・・。
そう云うもの達の中で、「ハンバーグ定食」やら「カツカレー」などはかなりマイナーなメニューであると思われたのです。

先日、カウンター席に取りつき「しょうが焼き定食」などをいただいていると、背後のテーブルに若者六人が窮屈そうに座っていました。
彼らのオーダーのうち3つは「カツカレー」でした。
それはこの店で頻繁にオーダーされるものではなく、今までその料理を見たことはありませんでした。

そのビジュアルはかなり素敵に思えました。

決して途切れることなく、二つの中華鍋を巧みに操るオヤジさんの調理過程のなかで、カツカレー創作手順はどうなっているのか。
とんかつはどうやって揚げられ、カレールーはどのようなカッコウで厨房に鎮座しているのか?
そう云う興味がわき起こってきました。
カツカレー700円也。

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◆カツ:かなりディープな揚げ加減。
かなり厚めの衣は、サクサクを超えてバリバリという感じ。
肉はロース部位と思われますが、ちょっと硬かった。
衣が肉から簡単に遊離してしまうので、食うのに少々難儀しました。
揚げあがるのに余り時間がかからなかったようなので「2度揚げ」しているのかも知れません。

◆カレー:豚肉薄切り(いつもの豚コマ)タマネギが多量。
日本の典型的食堂のカレー~ジャガイモ、にんじんなど、野菜ゴロゴロという感じではありませんでした。
もしや業務用を使用しているのかも、と思っていたのですが、これは手作りのようです。
甘み、酸味を感じます。おそらくソースやらケチャップやらが入っていると思われます。
(食後暫くして様々な味を反芻することになりました。ニンニクなども入っているかも・・・。)

調理に関してはオヤジさんはカツを揚げただけ。
女将さん(誰が女将なのかよく分からないのですが、二人の女性従業員の内の一人)が飯を盛り、カツを切り飯にのせ、カレーをかけていました。(カレーのある場所は冷蔵庫に隠れて見えず、それが寸胴に入っているのか鍋にあるのか、分かりませんでした。)

何よりそのビジュアルに圧倒されました。
ここ万福で久々の驚愕の盛に遭遇しました。

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いつも言っておりますが、”料理を喰らい、美味に唸る”というのではない。
しかし何故か人を魅了するものがあります。
11時30分にして店内はほぼ満席(奥の座敷は空いていましたが)。
飲食業界不況の折、人気は未だ衰えずといった感じです。

ワタクシ的お気に入り度★★★★☆