今冬、降雪の予報は何度かあったものの、いつも雨で終わりました。
私が西湘に居を移し4年。
この地において雪景色を観たことはあったでしょうか。

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やっと結晶化したということでしょうか。
今日は待望の?雪になりました。
しかしいつしか雪は雨に変わり、みるみるうちに木々のお化粧は流れ、いつもの古ぼけた顔に戻ってしまいました。

私の住むところすぐ近く、北西に向け国府津山・曽我丘陵が伸びています。
この一体は「小田原ツーデーマーチ」でもコースに組み込まれており、小田原市も、農道をつなぎ合わせ、「国府津・曽我丘陵ウォーキングコース」という名で散策コースに指定しています。
参考リンク:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/Leisure/walking/walkingcourse.html

歩き始めてすぐ、お寺の横を抜ける急勾配があります。
その足もと、見晴らしのいい丘すべてを墓石が覆っています。
日当たりのいい、眺めのいいこの一帯は、かつてはみかん生産で賑わいを見せていたようです。
しかし今は圧倒されるばかりの御影石の石柱で占められてています。

一方、背後の急峻な山の斜面には今もみかんが植えられています。
あるものは、高度のせいかあるいは手入れが不足しているせいか、勢いを失い柳状にか弱い枝を垂れるばかりで、果実は収穫もされず、隆盛を極める蔓常植物に絡みつかれ、窒息状態であるかのようでした。

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山のアクセスしやすい部分、利用価値のある土地価格の比較的高い部分は、もはや生者に供給されるべく生産を行う場所ではなく、死者のための動きのない土地になってしまいました。

寺院密度が全国一低い神奈川県にあって、寺院数が桁外れに多いこの地。
小田原には死者のための土地が多すぎる。

南に開けた斜面からは国府津、鴨宮、小田原市街が望めます。
ちょうど雨も上がり、雲間から太陽が顔を出しました。
景色に茫洋としたところもありますが、陽光と大地と大洋の織りなす風景は
「ターナーの絵画」のように私をとらえ、たまらずシャッターを切りました。

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