時は13時過ぎ、印刷局の桜を右目に見ながら交差点で左折。4台分の駐車場のうち手前の一カ所に停め入店しました。ガテン系の飯も一段落した頃。店内9席あるカウンターに空きは1カ所(椅子の数は10ですが右端は物置になっているので実質9ということ)そこに肩をすぼめ腰掛けました。
10分ほど待ち一皿が登場。スープもついてきます。
チャーハンの味を語るにおいて月並みな表現、しっとり系かパラパラ系か・・・
その方法で言うならばしっとりしていると言えるのでしょう。だが同時にパラパラでもあるのです。
その仕業は多めのラードがすべての米粒に等しく廻っている。炒り卵が大きめで食感に少なからず影響を与えているということでしょうか。
相当な火力で炒められたことは想像できます。所々焦げも見られますがそれは決して嫌なものではない。炭化してるという一歩手前のところで抑えられているようで、香ばしさとパラパラ食感を生み出しています。刻まれたネギ、なると、チャーシュー、炒り卵がほどよく絡んでいます。しっとりでいながら米粒の確たる存在を認識させてくれるその炒め具合はまさに熟練の技というべきものです。
一緒に供されるスープ。器がチープっぽいので軽く見られがちですが、かなりおいしいものです。生姜の扱いが秀逸。醤油ダレ、油、ダシと融和し”ザ・中華”とも言うべき味・風味を作り出しています。
この地で理想のラーメンチャーハンセット求めてはや20年。かつて場末の横浜(野毛・黄金町など)で味わったあの懐かしくもおいしいものに遭遇することが出来ずにおりました。
このお店、チャーハンは少々パサつき気味の感がありますがほぼベストに近いもの。
このスープの力量からすればラーメンもさぞかしおいしいのでは、、、
いかんせんラーメンセットなるものが、ラーメンとチャーシュー丼なのが残念です。
半ラーメン&半チャーハンセット、1000円也 なんて云うのがあったら通いたくなってしまいますね。

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