Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

小説・音楽

サザンロックというジャンルがありました。
70年代中期から80年代初頭にかけて主にアメリカ南部で隆盛を極め、いくつかの全米的メジャーバンドを生みました。代表として大御所オールマンブラザーズバンドなどがあげられます。
かれらは何故か、事故によるメンバーの逝去に多く見舞われました。
私がリアルタイムで事件を耳にしたのが「レイナード・スキナード」というバンドでした。

ニューアルバムを発表した直後の1977年、ツアー移動中の飛行機が燃料切れで墜落。主要メンバーが死亡しバンドは解散します。その後、ベストヒットUSAを始め幾多の洋楽番組では、しばらく彼らの代表的ライブアルバムである、「One more from the road」と代表曲であるこの曲のプロモを流し続けました。「もし明日僕がこの場所を去ったら、君はぼくのことを覚えていてくれるだろうか。」冒頭の歌詞は事故を暗示していたのではないかと話題になったものです。ちょっと音程を外したようなけだるいボーカルが哀切を帯びている。曲のバックで一貫して流れるスライドギターはすすり泣いているようだ。最後に3人のギタリストがソロを延々と繰り返すところは圧巻す。
時折映し出される聴衆の様子が「Love and Peace」的でGood。まだ希望に溢れていたアメリカの雰囲気を感じる事が出来ます。

小説は事実より奇なりと思わせてくれる希有な作家ジョンアーヴィング
言葉がもたらす想像は時に現実を超越する。

現代アメリカにおいて稀代のストーリーテラーと賞される彼。
「ガープの世界」「ホテルニューハンプシャー」「サイモンバーチ」「サイダーハウスルール」「ドアインザフロア」
スティーヴンキングを除けば彼ほど作品が映画化された作家もいないのでは・・・。 

現在我が国の小説潮流を見るとリアリズムや現実性、トレンディードラマ的な日常性、ライトノベル、そんなところに重点が置かれているように感じます。
些末を描写するところで、自身の知り得ない世界を垣間見ることができるという点では興味深いのかも知れませんが、そこに思想的普遍性は無いように思えます。
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