Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

仁義礼智信

~4月28日の日記から~
WHOは「豚インフル」人から人への感染の可能性のある状況、フェーズ4へと引き上げました。ちょうどそのとき厚生労働大臣桝添の会見が報道されました。

これからの日本の狂騒に注目です。

まず、いきなりの略語”インフル”の登場です。滑稽な言葉がまた生まれました。
(エンザの三文字を付加することがそんなに大変なことなのか・・・。あるいはエコ先進国を体現しようと、活字省略により、印刷代を節約しているのか???)

そのうち人々は服を着るのと同じくらい日常的にマスクをするようになり、
その結果生産が追いつかなくなり、オイルショックのごとき愚行が再現される。
そんな中、投資家は抜かりがない。
ユニチャーム、ファイザーなどは株価ストップ高を記録し、インフル成金が生まれる?

水際対策こそが有効だと信じ労力を費やしているようだが、一方巷では発熱に対する外来治療拒否を行う病院が多発し、一日70件にのぼるという。
この国は統制がとれているように装っているが、公のすることで迅速・有効なことは滅多にない。
なんせ、北チョソの発砲のおり、いきなり誤報を広め、国民を不安に陥れるという愚行を演じてくれたくらいです(おかげでイソップの偉大さを再確認しました。)

マスコミのあおり報道の増加。それは昼のワイドショーでも行われ、判断力の鈍いある種の階級層をさらに恐怖に陥れます。
われわれはもともとパニック体質を有したアジアの民。
古くはそれを補う精神システムが存在したのですが、似非西洋化により失われ、防衛力は何とも脆弱なものです。

かつてカミュはペスト著したとき、その疫病が人間に反省と自覚を促すとほのめかした。

こういうパンデミックというのは人口の過密、工業的大規模農業など、ウィルスを生み出しその伝搬を加速する、現代社会の在り方に警鐘を鳴らすものではないのか。
そう云う根本を見る必要があります。

バンクーバー冬季オリンピックを前に、再び思ったこと。
過去記事の焼き直しです。

ホンダがF1に参戦するときのエピソードです。
マシンも完成し、さて出走しようという段階になって、国の色を定めそれをマシンの色として塗装しなければいけないということになりました。
本田宗一郎は日本のイメージとして、ゴールドがふさわしかろうと思い、金色を日本の国色とすることを主張しますが、あいにくそれは、南アフリカの色として、すでに登録されていました。
「南アフリカなどレースに出ていやしないのに」と主張するものの、主催者側のかたくなな拒否にあい、仕方なく日の丸カラーのあの有名なマシンが誕生したとのことです。

スポーツの世界では、ユニフォームはその機能だけでなく、参加国の固有性をあらわすものとして色も重視されるべきものであると思います。
古くから国際競技に参加している伝統ある国々は、サッカーやラグビー自転車など、競技は違えども、だいたい同じような色でユニフォームがデザインされています。
イングランドは白、フランスがブルー、アメリカは星条旗をイメージさせるもの
オーストラリアはグリーンと黄色といったところです。
続きを読む

↑このページのトップヘ