Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

仁義礼智信

○小田原市は2022年、大正期に建築され工場など八つの建物が国登録有形文化財となっている旧内野醤油店を約1億3千万円で取得。建物を保全し地域の観光拠点として整備する準備を進めてきた。
○2024年、耐震診断を踏まえて工場以外の七つの建物は保全する一方、工場の建物は解体し、現存の部材を使用しながら工場の雰囲気を残した建物を新築することを市議会常任委で報告した。
○2024年6月の市議会定例会において3億3千万円の解体・新築整備費を盛り込んだ補正予算案は可決され、同年11月に解体工事が始まった。
○解体工事を決定するにあたり、専門家への相談はなされなかった。解体することにより国の有形文化財としての登録が抹消される見込みとなることは市議会常任委において説明されなかった。
○工事が始まって事態を知った市文化振興審議会委員と市文化財保護委員がそれぞれ11月末と12月上旬に工事を止めるよう市に要請し、工事は中断された。
専門家は「文化振興の名目で市が所有する貴重な文化財を壊すことは許されることではない」と市の本末転倒な対応を批判している。
0609 006
0609 005
カナロコ記事リンク
今ひとつよくわからない案件ですね。

1.小田原市と十把一絡げにしているが、
建物を管轄する市の部署はどこ?→文化部・文化財課
観光拠点として整備する役割を担うのはどこ?
建築を担当する部署はどこ?→建築課

2.専門家と称する
市文化振興審議会の委員(市文化振興審議会~基本計画の策定及び基本計画に基づく施策に関する基本的事項につき、市長の諮問に応じて調査審議しその結果を報告し、および必要と認める事項について意見を具申するため設置いたしました。) 
市文化財保護委員(小田原市文化財保護委員会~小田原市文化財保護委員会は、文化財の保存および活用につき、教育委員会の諮問に応じて調査研究し、その結果を報告し、必要と認める事項について意見を具申するために、昭和29年4月1日に設置されました。計画策定に向けて、委員から様々な意見をいただいています。)
という方々は市の行政・執行について常時観察し連絡をとることは無いんでしょうか。
→年3回ほどの委員会で集まり事務局が諮問を受けた件に関し調査報告をし委員が審議承認をするという形。委員は名誉職系の”大学名誉教授””役員””公共施設館長”などが名を連ね、天下る職の感も否めない。
小田原市役所Webパージからの引用。

3.市の担当者で工場を解体することにより国の有形文化財登録を抹消されると知っていた者はいたのでしょうか。

歴史的建造物を当時のまま残すこと、それは新しいものを造るよりも大事な行政の使命であるはずです。国の指定を受けた有形文化財であればなおさらのことです。
そういう根源的な視点を欠いている今回の”事件”は、地方行政の根幹に関わる重大な問題が露呈したと言えます。 次回に続く

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旧内野醤油店に関してはその保全・活用について民間、行政で様々な試みがなされていました。
内野亭プロジェクト実行委員会


所得後の小田原市案内
小田原市が取得後、その活用について小田原市議会で議論がなされています。
旧内野醤油店の整備方針等について(2023年6月8日、厚生文教報告事項)
1 進捗状況 旧内野醤油店は、板橋地区の情報発信拠点・交流拠点として新たな回遊性と 地域の活性化を促進する施設とするため、令和4年(2022年)3月に公有化し、 現況調査・耐震診断を行った。令和5年(2023年)2月に劣化状況の調査結果 及び耐震補強案の報告を受けた。 調査の結果をもとに各建物の利活用方針を決定し、耐震補強等改修実施設計 業務を行っている。

2 調査結果及び耐震補強等の内容
(1) 店舗 兼主屋 【現況調査結果】 外部は、外壁の剥離、軒裏天井に一部雨漏り 屋根は、全体的に劣化 内部は、一部柱に蟻害・土台腐朽あり。2階床組一部沈下 全体として建物状態は良好 【耐震補強】 耐震補強パネルを1階の内壁に沿って設置 (2階部分は設置なし) 制震ダンパーを床下及び天井裏に設置 【改修内容】 屋根、外壁、床組等の劣化箇所の補修 電気、給排水、空調等設備の更新及び一部新設 内装は、民間活用を想定し必要最低限度の補修 ※外観、内観を維持し補修
(2) 穀蔵 【現況調査結果】 外部は、外壁のひび割れ、軒裏天井に一部雨漏り、一部柱に腐朽 あり。 内部は、はり撤去の形跡あるが、全体として建物状態は良好 【耐震補強】 耐震補強パネルを内壁に沿って設置 【改修内容】 車路の導線を確保しつつ敷地内の利用者の安全確保のため、下屋 を撤去 電気・空調等設備の更新及び新設 屋根、外壁、柱等の劣化箇所の補修 ※外観(蔵本体)、内観を維持し補修。
3) 工場 【現況調査結果】 外部は、外壁のひび割れ、屋根、軒裏天井の雨漏り等全体的に劣 化 内部は、柱、梁が全体的に劣化、下地材のひび割れ、一部軸部半 壊、雨漏り 建物状態は、各所が劣化 【改修内容】 下屋部分及び南側を撤去し、適正規模で活用する残りの建物につ いては、出来る限り雰囲気を残す改修の継続検討中 電気、空調、トイレ等設備の新設 

4 今後の予定 令和5年度 地元説明会 耐震補強等改修実施設計 環境影響調査(事前) 現住居部分等解体工事 耐震改修工事補正予算計上 耐震補強等改修工事(~7年度) 令和6年度 利活用事業者募集開始

歴史的建造物はできる限りありのまま残す。それは行政の一つの使命でもあります。
市議会の到達した結論にはそういう命題を欠いています。
耐震診断を踏まえて工場は南側全部が解体ということですが、解体しか耐震基準を満たすことが出来なかったんでしょうか?
まだ続く

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