Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

昭和

神奈川県のコマとして、大山ゴマというものもあります。

江戸時代中期頃、大山信仰と結びついて発達してきたと言われてます。俗にコマは「よくまわす」とかけて、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣を祈る縁起物でもありました。大山こまは恵まれた木材と挽物技術が生んだ勝れた木地玩具です。端正さ重厚さ、そして民芸的な色彩の線模様がよく木の肌合いと調和した昔ながら技法がなお守られている数少ない郷土玩具の傑作の一つです。



大山ゴマの紹介文の引用です。ここには工芸品としての美しさは語られていますが、
ケンカゴマとしての側面はないようです。
(ちなみに大山ゴマ・・・伊勢原辺りで作られており、今でも購入可能です。)
私、まだコマ回しが遊びとして健在の頃、湘南地区から県央地区へ転居したので、両方のコマで遊んだ経験を持ちます。
続きを読む

◆片瀬ゴマとワタクシ
このコマ、かなりローカルな産物であり、作り手が途絶えたりいろいろ形を変えたりしているので、年齢により出会ったコマそのものは違うかもしれません。

私の記憶にあるコマ、それはほとんど塗装というようなものはありません。
上面には同心円状に浅く細い窪みが掘られ、そこに赤と、緑の細い線が交互に配されただけでした。
上面には木目が生き、そこにニスの光沢も認められました。
裏面は木を落ち着かせるために何か施されていたのでしょうが、ほとんど削りだしたままだったような気もします。
続きを読む

↑このページのトップヘ