Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

チャーハン

時は13時過ぎ、印刷局の桜を右目に見ながら交差点で左折。4台分の駐車場のうち手前の一カ所に停め入店しました。ガテン系の飯も一段落した頃。店内9席あるカウンターに空きは1カ所(椅子の数は10ですが右端は物置になっているので実質9ということ)そこに肩をすぼめ腰掛けました。
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半チャーハン700円也。
10分ほど待ち一皿が登場。スープもついてきます。
チャーハンの味を語るにおいて月並みな表現、しっとり系かパラパラ系か・・・
その方法で言うならばしっとりしていると言えるのでしょう。だが同時にパラパラでもあるのです。
その仕業は多めのラードがすべての米粒に等しく廻っている。炒り卵が大きめで食感に少なからず影響を与えているということでしょうか。
相当な火力で炒められたことは想像できます。所々焦げも見られますがそれは決して嫌なものではない。炭化してるという一歩手前のところで抑えられているようで、香ばしさとパラパラ食感を生み出しています。刻まれたネギ、なると、チャーシュー、炒り卵がほどよく絡んでいます。しっとりでいながら米粒の確たる存在を認識させてくれるその炒め具合はまさに熟練の技というべきものです。
一緒に供されるスープ。器がチープっぽいので軽く見られがちですが、かなりおいしいものです。生姜の扱いが秀逸。醤油ダレ、油、ダシと融和し”ザ・中華”とも言うべき味・風味を作り出しています。

この地で理想のラーメンチャーハンセット求めてはや20年。かつて場末の横浜(野毛・黄金町など)で味わったあの懐かしくもおいしいものに遭遇することが出来ずにおりました。
このお店、チャーハンは少々パサつき気味の感がありますがほぼベストに近いもの。
このスープの力量からすればラーメンもさぞかしおいしいのでは、、、
いかんせんラーメンセットなるものが、ラーメンとチャーシュー丼なのが残念です。
半ラーメン&半チャーハンセット、1000円也 なんて云うのがあったら通いたくなってしまいますね。

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秦野の僻地(秦野自体が僻地?いや、盆地であるので閉塞感はありますが、素晴らしいところです。)にあります。
ここ店のキャパ、人気度に比して駐車場事情が貧困なので停めるのに苦労します。
以前何度か訪問を試みたのですが、いつも駐車場は満。開店と同時に埋まってしまうようです。
本日は駐車場待ち私を含め2台だったのですが、到着してすぐに空きが二つ出ました。暗に迎えられているようです。
奥に厨房。その全面にわずかな席数のカウンターがしつらえてあります。運良くそこに座ることができました。店内このカウンターに座席2?4?。テーブル席4×6くらいだったでしょうか。
ラーメンプラス半チャーハンセット(Aセット)900円くらいだったか・・・。
そのほかセットは2種。スーラー湯麺もセットに組み込まれていました。
入店してからかなり待ちました。後から来た常連とおぼしきオヤジお方が私のすぐ隣に陣取り、新聞を広げこちらに体を傾けております。マスクをするというエチケットの発想はオヤジ彼にはないらしく間にアクリルのついたてはありますが、どうも居心地が悪い。
そのオヤジお方、麻婆なす+ライスをオーダーしたようで、先に入店した私、その前に入店した老夫婦よりも先に提供されておりました。
10分ほど待ち料理が到着。細かいことは忘れてしまったことが多いのでさらっと触れておきます。

hideichi
ラーメン~いわゆる町中華の懐かしい味とは似て非なるもの。麺は手打ちの様で平打ち形状、太く縮れておりもちもちとした食感。弾力がものすごい。こってり味噌ラーメンなんかに使うにはベストとおぼしきものです。正直あっさりスープには合いません。麺の主張が強すぎます。
チャーハンですが肉なし、ナルトなし。具は卵とネギのみでしょうか。
これが炒めた飯そのものw どういうことかというと、あっさりしすぎていて油の香り(ラード)も仄か。うまみも希薄。
町中華のラーメン・チャーハンセット、あるいは半チャンラーメン。その完全系、理想の形を求めて早30年。その過程で半ば気まぐれに訪れた処でしたが、今回は私の求めていたものとは別物でした。これはこれでいいのでしょうけど、昔懐かしの味ではないですね。
この店・・・ウェブ上で結構評価が高いようで、観光客然とした格好の老夫婦とかファミリーとか結構訪れているようです。
そういう人たちはセットメニューを頼む傾向にあるようで、そういう客を取り込む必然性を感じていないこの店は、セットはかなりやっつけ仕事になっていると感じました。
この店メニューも多く、本格的な中華料理のようなものも提供されているようです。
そういうのはきっとおいしいのでしょう。隣のオヤジの麻婆なすもうまそうでした。近隣の方、常連の方が気軽に訪れ時に酒なども飲み、結構本格的な中華料理を楽しむ。そういう所でしょう。
観光客や一見さんが山里まで車を走らせ、路上で駐車場待ちをしやっと入店し、席でながく待ちなどしていただくには苦労が多いといわざるを得ません。

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