Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

ハンバーグ

「和式洋食」
なんか曖昧なジャンルですが、それは確かに存在し、確たる特長を備え、一つの厳然たる勢力になっています。
かつて横浜中区で働いていた頃そういうお店が数多くあり、毎日のように訪れていたものです。
神奈川県西部に於いて”西洋料理”を提供する店は多くあります。中には老舗と呼ばれるような処や新規開店されたお店もあるようです。
ただ、自分の通っていたところとは何かが違う。
一番わかりやすいのは値段です。毎日ランチに1500円はちょっと厳しい。
新規開店したようなお店には一律認められる特徴もあります。
・内部は綺麗で女性や子供でも安心などと謳っている。
・定食という感じではなく、単品の組み合わせになっている。
・どこどこで修行した、料理長を務めた店主などの表示。
・ブランドポークを使った料理とか国産野菜のみを使った安心安全な素材などの表示。
など。
自分にはそういうブランディング?は必要ではない。雑然としていても、美しくなくとも衛生上問題が無いのであればこだわることはない。味が好みではないというのはこれはまた別ですが。


例えばかつて平塚に「レストラン紅花」と言う店がありました。
ここ、結構好きだったんですが2020年頃に閉店してしまいました。
角にある小さな店で全席喫煙可。店内カウンターが主で席間も狭く、やはりコロナ禍でダメージを受けたようです。
雑多なメニューには当たり外れがあり通ううちそれがわかるようになりました。クリームコロッケがかなりおいしかったものです。
その種のもの、今でも無性に食いたくなるときがあります。
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雨の合間の晴れを狙って廃材の片付けを行います。
庭にうずたかく積んだままの材木を整理し端材はその都度燃やしていきます。
これがかなりの重労働w
午前中あらかた整理をつけ、ちょうど12時になったところで火を落ち着かせ、昼飯を食いに外出しました。
「とんかつ駒形」~久しぶりにカツカレーでも、、、と思ったのですが、隣の建物が工事中らしく駐車場へ侵入する通路にはトラックが止まっていました。店舗脚部分からの進入路もすでに車で塞がれていました。
「らーめん大幸」~ここも久しぶり。半年ほど前、復活してすぐ訪問しましたが???状態だったので最近少しはリカバリーしたのかどうか確認の意味も含め立ち寄ろうと、、、しかし異常な車の数で断念。
「桃太郎商店」~駐車場満。
ということで「きよ竹食堂」へ。
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店内構成はカウンター席5.テーブル席4×4,小上がり座敷4×2というもの。
12時すこし過ぎ、先客はカウンター1名。テーブル席1、1、2、計6名でした。
この店転居してから距離的に近くなったので最近ヘビロテしております。いつもはハンバーグ定食1000円也をいただいていたのですが、今日は気になっていた”ブツ”を確かめる意味もあり違うメニューを選択。

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ロースカツ定食1100円也。
気になっていたのはその大きさです。
カツが載った皿その長辺は30㎝。その長さ一杯に広がったカツは圧巻でした。
ラードで揚げられたものでしょうか。きめ細かなパン粉を使用したシュニッツエル的な食感と独特の風味、これはどこかで味わったことのあるものと解りました。
その風味は20年ほどの歳月を遡り私の味記憶を思い起こすものでした。イタリーノのあのカツの風味です。
ソースがまたいいものです。デミグラスソースではなく、独自のウスターソースとケチャップの混合のようなもの。ケチャップ固有の酸味と甘さが生かされています。
惜しむらくはかけてある量が多すぎる事でしょうか。全くかかっていない部分にソースやら醤油をかけて味変を楽しむやり方が好きなので。また洋辛子もとんかつソースの方が合っているような気もします。

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肉質に関してはどこどこ産のブランドポークというようなこだわりは見られないもの。固い部分も多く結構筋張ってもいる。ただ右に行くに従い肉厚も増し筋もなくなり味が良くなってきました。脂身も適度に残っていました。
ごはんは久しぶりに食堂でいいものに出会いました。短粒種であるのはもちろんですがグレードが高いのであろうか、粒が細かく揃っていて炊き加減も私好みのちょい堅。
もっちりしているが粒立ちも良く、咀嚼と共に個としてほどけ、同時に香りを運んでくる。
お新香がぬか漬けです。田舎の食堂ではこれが当たり前と思いきや、こういう自家製のものを提供しているお店は少ないのです。
味噌汁も具はあさりでおいしいものでした。刻みネギがシャキシャキしていてこれもまた良し。
この定食おなかいっぱいになりました。ラーメンなどもおいしそうです。次回中華系を試して見たいものです。

店内に雑誌記事のコピーが貼られており、「久住昌之氏」が来店したようです。あいにく「孤独のグルメ」の対象にはならなかったようですが、理由はおそらく氏の取材は”酒を飲む”事を目的にしていたからでしょうか。(旅と鉄道という雑誌に「終着駅から旅さんぽ」という題目でコラムを連載していたとのことです。単行本としてまとまって出版されているようなので図書館で借りて読んでみるつもりです。)

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