Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

ビートルズ

~2018年のブログ投稿記事から~
突然ですがタイトルを変え、ブログを再開しました。行動に至った動機は以下のようなものです。
昨日久しぶりにテレビのスイッチを入れると、6チャンで「ナポリタンをつくろう」という企画が進行中でした。例のおバカ女子のロケは放映が終わってしまったようでその後の”正しい作り方”のところで登場したのが「センターグリル」の調理長の方でした。およそ10年前のこと、「センターグリル」の在る野毛辺りで毎日食って飲んでいたものです。懐かしさに誘われ諸処の理由からお蔵入りにしてある自身のブログ記事を久しぶりにながめてみました。「インマイライフ」の心境に陥りました。

覚えている場所がある
流れゆく私の人生のなかでいくつかの場所は変わってしまった
永遠に良くならない場所もある
無くなってしまった所もあり、まだ残っている場所もある
全ての場所は時を共有している
恋人や友人達、死んでしまった人もいるし、生きている人もいる
それらの人と過ごした”時”を。
人生の中で、私はすべてを愛している。


私に過去を顧みさせるようないくつもの現象が立て続けに起きていました。
日々は一方的に奔流のように流れる訳ではない。
過去と現在と未来はしばしば交錯し、いくつものよどみや渦を生み、流れては還る。
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自己満足の文章だけでは寂しいのでアフィ入りの画像も添えてみました。

Abbey Roadのアルバムを傑作ならしめているメドレーです。 この頃のビートルズの状況としては、
☆ジョンはヨーコと出会い、「Give Peace A Chance」的世界?へと没入している。
☆ジョージはインド哲学を主とした精神世界へ踏み込み、
☆リンゴはメンバー間の軋轢を疎い、海中のタコ庭にいたいと歌っている始末。
ポールひとり、崩壊寸前のビートルズを何とか立て直そうと頑張っていたようです。
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このメドレー自体、ポールの独壇場といった感じです。間に挟まれるジョンの曲も、後の「アンソロジー」からもわかるように、昔の曲のお蔵入りだったようです。
自分の曲だけでこの大作をすべて作るのではなくジョンの2曲も挿入したのは、ポールの”Beatlesとして活動を続けていきたい、作品を残したい”という意図に思えます。
「静」と「動」がめまぐるしく展開し、「緩」と「急」が入り乱れ、雑然としているかに見えて全体の調和は揺るぎない。
"Carry that weight"において"You never~"のテーマがトランペットにより鳴らされると、鳥肌の立つほどの感動を覚えます。
そして"The end"ではポールの短いベースに続き、リンゴのドラムソロ、ジョン・ポール・ジョージのギターバトル《←死語》。
この曲はいちアルバム内の普通の一曲ではないのです。
ビートルズの歴史を閉じるための曲なのです。

この曲を聴くといつも、彼らの業績を感慨深く思いおこしせつなくなります。
この動画サイコー!!! バンドメンバ-もさることながら、指揮ジョージマーティン、アレンジもイイ。
PS. 「And in the end the love you take, Is equal to the love you make.」 The endの最後の詩です。 意味深です・・・・・・。

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