Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

ラーメン

久しぶりに訪問。

実はこの日秦野で何らかのお祭りが行われていたようで(よさこい関係)その流れで昼時何処も人で溢れていました。都合3軒廻ってみたものの何処も満席状態(というか店外まで並びがでている始末)振られっぱなしで放浪の末たどり着いたという感じです。
13時近くの入店でしたが先客は4名ほどでした。かつての繁盛具合を知るものとしては???という感じです。
特そば1100円也。
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器は通常のもの。多くの具が窮屈そうに詰め込まれております。
スープは鶏+魚介?貝ダシを感じ濃厚塩ラーメンチックなもの。量的に少ないせいで塩分過多。かなり塩辛いものです。
麺は細麺、ストレート、丸形状でしっかりとしたコシを持ちそれがヘタれる事無く続きます。
この店の麺はどれも秀逸でスープのタイプに合わせ変えているところもいいものです。
チャーシューはかなり煮込まれたとおぼしき赤みタイプ(以前は肩ロース部位とあぶりの入ったバラ部位で選択できました)肉の存在感溢れるものですが、単体としてさてうまいかどうかと問われれば、、、以下略乙
このラーメンかつては土日祝日限定であったものでしょうか。それが今月のお勧めとしてメニューにありました。私の利用形態としては平日にラーメンセットをいただくのが主で、一方土日にはそのときにしか味わえないこのラーメンをいただいたこともありました。
時を経てこの一杯を食し、気づいた点が多々ありました。
・刻みネギ~前に刻んだものをタッパなどで冷蔵保存していたものでしょうか?載せられた端からくたくたでスープに埋没してしまいました。
・ほうれん草~冷凍物でしょうか?くたくた具合ここに極まれり!という感じ。細かい短辺になってしまい、最後スープの中に漂う緑の破片が侘しさを助長します。
・玉子~煮卵でしょうか?ほとんど味無しで茹で具合も今ひとつ。黄身の半分は液状でした。
・メンマ~業務用とおぼしきものが大量に載せられていました。塩分濃度は高く香りは仄か。
かつてこの一杯が800円くらいでした。値段が上がっただけならば諸物価高騰の折、そういうものだと諦めもつきます。しかしこの現状は許容しがたいものでした。
調理人はどういう心持ちで作業しているのだろうか?
塗り絵をするように此処にベタでものを置けばいいと思っているのでしょうか。
画を描くように調和を持って作品を作り上げて行く気持ちはあるのでしょうか?
載せものはラーメン本体のわくわく感を高めるものなのに、逆に意気消沈させてしまう現実。
思えばこの店秦野へ来た折には頻繁に利用していたものです。
基調となるラーメンのおいしさがありました。麺もスープもバラエティーに富んでおりトッピング無料券やスタンプカードなどのサービスも充実していました。コストパフォーマンスはかなり高かったものです。大食いをしたいと云うときでもセットで日替わりの丼ものをいただくことも出来ました。
実際かなりの人気店で、休日にはいつも満席で並びまで出来るほどでした。
どうしてこうなった、、、
考えるに、
・麺は製麺所に委託しているもので自家製麺ではない。
・スープは今では店炊きをしていないのでは?
・それぞれのトッピングは食材屋が卸しているもので自家製ではない。
・かつての店主・調理人など今まで継続して味を作り上げた者は辞めてしまい、そのやり方だけがレシピとして残ったもので実地で受け継がれてはいない。
・今のこの客の入りで店員3名は多すぎる。(器の上げ下げを客まかせにすれば独りでも可能)
すべてを不景気や物価高騰に結びつけるのは違うのかも知れません。コストに注意を向け工夫を怠らなければ厳しい状況でも何とかやっていけるのでは。
どこかで対応を誤り悪い方に向かってしまったのだと思うのです。

シャラ送受の花の色盛者必衰の断りを著す。(変換できませんねwおまけに”のの連続”なる警告まで出ちゃってますw。古典文学に対し警告を発すなんて大胆な奴 wこの辺がAtokの限界でしょうね)この店のメニュー、新味噌とか塩とかコクがあって好きなんですけど、、、今一度奮起してもらいたいものです。


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DSC_107213時過ぎ、徒歩にて来訪。
店内右にカウンター9席。左にテーブル席4×2。
奥の厨房に至る通路に沿って左右に配されています。
13時過ぎの入店で店内8分の入り。
回転が速いので余り待たずに一杯が登場。

DSC_1071
中盛り950円也。麺堅めでお願いしました。
スープは豚骨、鶏油、醤油どれもが力強く主張してくるもの。非常に重く、粘度もあり、そしてかなり塩辛いものです。(オヤジには味薄めでもいいかな)。
麺は平打ち形状の中太。ほどよいもちもち感があり、また長めなのでスープがらみが良い。中盛りにしましたが元の麺量も結構多いのかも。一杯で満腹感を得ることが出来ました。
載せものはチャーシュー(脂身すこし、燻香少しあり)一枚。海苔3枚。ほうれん草、刻みネギはあったかどうかと云うくらい少量でした。
中盛りにしましたが麺量が多くチト飽き気味。スープはちょっと飲めないほどの濃度・辛さ。
最後酢を入れて飲む気にはなれず。

ココの麺はイイですね。出自の「野中家」は酒井の麺を使っているそうですが、これ酒井かな?もっちり感が勝っており、麺も長いもの。酒井とはほんの少し形状が違うような気もします。まぁ製麺所がどこであろうと一消費者には関係ないんですけどw
厚木家を除き直系本流・もどきのこういう”醤油が主張するタイプ”は今まで厚木にはなかったですし、近隣の同タイプ、「天王家」「源絆家」などと比して、最も醤油が効き重厚なもの。10年くらい前の私であれば歓喜に震えるところでしょう。
厚木の家系といっても梅家、舎弟、謹ちゃんなど、別物といえるくらい味傾向が違いますしね。
厚木家が利用しにくい現状では普段使いに良いところでしょう。

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