Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

レバニラ

東京都千代田区を基点とし、都市の絢爛の中を進む国道246号線。
時に高架になり、幾多の支線を生み、その大動脈が129号線と分岐する頃になると片道一車線になり、これが「青山通り」と通じる一本の道であるのが信じがたいという様相になってきます。
さらに、厚木・伊勢原そして秦野を過ぎ、緑が濃く重層的に辺りを覆うようになってくると、小田急小田原線や渓流のような様相の川(四十八瀬川)と併走するようになります。
都市の道路が田舎の道に変わる瞬間です。

地名では蛇塚というところ。
そこに道の駅にいたる過程のように引き込み路線があり、長距離トラックが休憩所として使うのに恰好の場所となっています。
店はその奥にあります。

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半年ほど前、同じ国道255線沿いのちょっと北寄り(ラーメンショップがあった場所)に移転しました。
以前はカラオケ屋と同じ敷地に立地し、かなり広いスペースの駐車場があり便利だったのですが、いまではそこも更地になり、大規模チェーン店が入りそうな予感・・・。
フード関係のプロバイダにとってこの地はかなりオイシイ土地なのでしょう。
なにせ、最近開店した「無点藏寿司」(IMEそのまんま)に行列ができるような場所ですから・・・。(ある意味驚き!!!)

鄙びた地域での「食の高度資本主義化」はますます進みそうです。

とある昼休み。
開店時間の12時少し過ぎに店に至ると、店内はほぼ満席。
しかしいつも余り待つこともなく、食事にありつくことが出来ます。
店員達(父・母・息子)の無言の連携作業は「イタリーノ」を彷彿とさせるものがあります。
料理は働くものの滋味となるべく作られ、無骨であり豪快でさえあります。

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昼飯をササっといただき、満腹感に浸る。
B級グルメ店としてはそれも重要な点なのですが、簡単なことのように思えてその要求を満たす店がこの界隈にいかに少ないか。
それがこの店を人気店にしている最たる理由なのだと思います。

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