Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

松田

以前から”値段が高い”という印象がありました。
そのせいか近くであっても今まで訪れることがありませんでした。
今日はカインズでお買い物の後、近隣の多くの店舗に振られ、大井からここまで流れたどり着きました。

駐車場の心配をしていたのですが、手前に月極と併用部分2カ所、奥の敷地は専用部分のようでかなり多く停められそうです。
12時すこし過ぎの入店。店内8分の入り。カウンター席が10席くらい、三角形の鈍角の辺の様な形状で厨房を囲んでいます。
小上がり座敷席は4×3だったか。年季の入った内装は昔からある食堂の雰囲気を醸し出しています。。
店員は3名態勢。調理は息子さんとおぼしき若者、女将さん、もう一人フロア接客担当のおばちゃんも載せものなどを担当していました。調理行程はきちんとした役割分担が決まっており、流れるように手際の良いもの。そのせいか余り待たず一杯が登場。客の回転も速いものです。
DSC_1276
わんたん麺1400円也。
麺は一口めで”大西系”とは別のものという印象を受けました。少し細めで例の強烈な縮れが見られず普通のラーメンのようなもの。しかし時を経るに従いスープを吸って、独特のピロピロ食感が得られるようになりました。量についてはかなり多め。この系統の標準量なのですが。
スープは醤油が効きかなりしょっぱいもの。(私は好きですがw)表層を覆う油(ラード?)も多めで濃厚なものです。
ワンタンはこれぞまさに大西という味。餃子チックでニラも効いている。ただ大きさが結構まちまちでちょっと小さいものもありました。
チャーシューはもも部位でしょうか。ちょっとパサつき気味ですが肉感に溢れ、濃いめの味付けがなされておりました。
載せものについても特徴があります。
三つ葉と刻みネギがかなり多め。逆にもやしが少ないところが私の好みに合っています。
海苔がしっかりしたもので柔くなってしまうこともない。ただこのメンマはどうも、、、
細切りで存在感が軽く埋没してしまいます。大西系に特有の少し甘めで味の染みた奴。そういう感じではありませんでした。
濃いめのスープと大量の麺。ともすれば単調になりがちな一杯に箸休め的彩りを添えてくれる載せもの達は配分も良く調和がとれていました。
客層は地元の方中心の印象です。老夫婦などもおりましたが、ほとんど方がノーマルのラーメン980円也を食していました。それは少し器が小さく麺量も少なめに見えました。
ワンタンは小田原系を特徴付ける魅力的なものですが、ワンタン麺単体でも量が多く頻繁に食せるものではありません。この”ラーメン980円”でも十分でしょう。一杯が1000円以下であれば近隣のラーメン屋と比しても決して高いものではないですし。

にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村
ランチブログランキング
ランチブログランキング

前過店第四弾として想定していた場所がありました。それはビルのような造りになっており、如何にも取っつきにくい外観なのですが多くの人(営業職とか職人とか)が出入りしているのを目にしていました。「松田、食堂」で検索をかけ筆頭に出てきたのが若松食堂でした。何故かこの名とあのビルを結びつけ、決めつけていました。
マップに導かれるまま車を走らせると松田駅手前にたどり着きました。そこは小さな一膳飯屋の様な趣で、私の予想していた場所ではありませんでした。駅周辺には常ならぬ多くの人。特に新松田の正面のバス停に行列ができていました。
春のこの時期、松田で開催されている一大イベント「桜まつり」が行われていたことを失念しておりました。なにもこんな時期に不案内な場所に来ることもなかろうに、、、しかしもう時間は押しています。若松食堂前は何度も通り過ぎていましたがこの店を意識していたことは一度もありませんでした。企画?の趣旨とは外れますがそもそもそんなにこだわるものではないし、ただ老職人の気まぐれなんですから。
DSC_0944
店内テーブル席のみ4×4。予備的に店の中央にテーブル状のものがあります。普段は使われていないような感じ。そこに案内されました。
どうも個人客が来店することが想定されていないような席配置です。
またしても通路ど真ん中にぼっち状態。お店の中心で愛を~以下略。
おそらく「桜まつり」の時期でなかったなら、まったりとした空間でのんびりと食事が出来るのでしょう。実はココ、私の生まれる前から存在したお店だそうです。街道の飯屋。そういう”古き良きもの”感が意図せずとも店内にあふれています。
メカジキの天ぷら定食1000円也。

DSC_0942
メインのメカジキはふんわりとしていて美味。これが3ヶ。ブロッコリが1ヶ。つけ汁はおろしポン酢様のもの。濃いめでおいしい。これおそらく手作りなんでしょう。淡泊なメカジキ白身にアクセントを添加し、飯の持ち上げを向上させます。
そのご飯。軽めの盛り。チトパサつき気味。お味噌汁がイイ。麹の香りが立ち、それぞれ小さめながら豆腐、わかめ、なめこ?が具でした。

カジキマグロっていうからマグロの様に筋肉質で赤味なのかと思っていましたがさにあらず。
白身であり、基本淡泊でほんのり脂。鱈などよりも芳醇でほどけは柔らか。
これ、フライもあるんですよ。悩ましいことに、、、
もう一度行かなくては。ジャンボシュウマイやジャンボメンチなども魅力的ですし。

家族経営って感じが漂いのんびり落ち着けそうな雰囲気です。私の家の近くで云うと大雄山「きよ竹」、岩原「増田屋」のような感じ。
次回桜の終わった頃、昼飲も兼ねて松田、山北散歩など行ってみようかな。

にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村
ランチブログランキング
ランチブログランキング
食べログ

若松食堂麺類 / 新松田駅松田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

↑このページのトップヘ