Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

煮干し

またも昼飲みの流れで訪問。
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入り口付近2名掛けのテーブル席へ。このテーブルが小さいのでものを落とさないように気を遣う必要があります。上にいろいろなものが載っているのでw
一杯の到着はかなり早かった。トイレに行って戻ってすぐ提供されました。
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端麗醤油ラーメン900円也。
スープはメニュー写真で見る限り醤油のキリリと効いた今時の”またおま系”かと思っていたのですが、さにあらず。魚介がガツンと効いた端麗とは言いがたいものでした。
ベースは鶏?そこに煮干し・かつお節などが合わさっているのでしょうか。口に含む毎に魚介系が押し寄せてきます。
これはどこかで味わったことがあるもの、、、記憶を辿っている内それは同じ平塚の「八雲」の味に似たものとわかりました。
麺は細、微縮れ、丸い断面を持つもの。加水率低めですがゆで加減が柔らかい。パツパツでもなし、もっちりでも無し。柔らかストレートがもつ啜り心地良好というわけでもない。かなり中途半端な感じ。
チャーシューは低温調理のもの、巻きバラのもの2種。それぞれ超薄切りw味付けも仄か。
その他載せものとしてなると、海苔一枚、青ネギ刻み。
スープが秀逸です。ここ最近で一番のお気に入りかも。ただ、麺とチャーシューは”これ系”の有名店・人気店と比してかなり残念なもの。
今回ご飯をいただくことは出来なかったのですが、お店のアピール具合からして相当な自信作のようです。テーブル上には”かつお節””なめたけ”などご飯用の載せものも常備してあります。正直おいしいご飯が加われば、このラーメンスープとあわせ十分な戦闘力があるでしょう。
チャーシューはバラ一枚にして、ラーメンとご飯のセット、1000円でいかがでしょうかw

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おダシと銀しゃり 中華そば 新たラーメン / 平塚駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3


昼飲みの流れで14時頃訪問
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先客2名、後から3名、いずれも女性でした。
煮干し背脂らーめん900円也。

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ベースになっているのはげんこつでしょうか、鶏でしょうかよくわかりませんが、煮干しの香りはなんか蓋をされ封じ込められているような感じです。ドカンと押し寄せるわけでもなくほんのり香るわけでもない。かなりもどかしさを感じる。「大和・猫トラ亭」「六会・豪快」「茅ヶ崎ダイクマ」そういう味を求めていたのです。なかなか出せるものではないということはわかっています。だが、端麗系では評判が高いこのお店なら煮干しをうまく扱ってくれるだろうという期待はありました。でも一寸期待外れ。
意図はわからないでもない。今までなかった物を作りたい。あごだしや鶏だしという長年やってきて認められたものがある。それとは違ってガツンとくる濃厚な奴も欲しい。大勝軒のようにげんこつ・豚足・鶏がベースでそこにひき肉の旨みと甘みがミックスされ、さらに煮干・さばぶし・魚粉といった魚介系を加え、魚の風味とコクがしっかりと活きた豊かな味(東池袋系大勝軒の宣伝文句)という王道的なものとは違う独自のものを・・・
そういう意図は酌み取れますが、統一感無いですね。いろいろな要素が独立独歩って感じです。
それが端的に表れるのが麺です。どうしてこれを使う?
平打ち形状の中細。少し硬質な口当たり。表面はつるつるで縒れた形状。スープ切れが良くするっと入ってくる。
これ加藤兵三郞商店と同じものでは?(加藤~の商品開発にどすんが関わっているそうです)この麺を使わなくてはいけない縛りでもあるんでしょうか?決定的に麺とスープが分離している。惜しいを通り越して「何故」って位疑問の残るものです。
載せものは低温調理の豚。これはおいしいもの。しかし煮干しにはこのタイプっていうお約束でもあるんでしょうか?画一的なものを感じてしまいます。
タマネギの刻み・・・これも合わないですね。スープを飲むときたまたま多めに拾ったりなんかすると、その臭みが香り、おやって感じで流れが途切れてしまう。歩んでいて袖を引っ張られるような、夢心地になっているとき現実に引き戻されるような、、、。
その他隠し球的にワンタン一ヶ。(これ何気にうれしい。端麗系にはベストマッチでしょう。)かいわれ、そして岩のりが載っています。
この岩のりはイイ。まぁ全体に調和しているとは言いがたいんですが、醤油・背脂・煮干し・岩のり、麺を抜きにしてそれが一つの料理って感じでまとまっている。これ、飲んでいると結構さじが進んでしまいます。(結局最後スープ全部飲み干してしまった。煮干しが隠れてしまうその原因が知りたかったし、醤油・背脂だけでも十分おいしいし)
全体としてはそれほど悪くないと思うんですが、何かが違うって思ってしまいます。
中村さんとか古屋さんとかやっぱりセンスが素晴らしいんですよね。だからどんな味のラーメンでもすべておいしく仕上げることが出来る。それも食材など安価で現実的なものを使った限りにおいてです。
食の領域でもデザイナー感覚が必須なのではと思ってしまいます。これとあれをそういう風に組み合わせればどういうものが出来るか。想像しそれが現実的にぴったりとハマる。
建築家や服飾デザインでもおなじこと。要は”想像力”の問題だと思うのです。
ことは単純です。タマネギ刻みを青ネギに。麺はまつやの麺でいいのでは?チャーシューはオーソドックスな奴で。そういうタイプが合わないはずが無い。あえて違うことをやろうとして失敗している。
食後いつまでも煮干しの反芻がありました。煮干しは多く使っているようです。扱い方が良くないのかな?どうしてあんなに隠れちゃうんだろ?何かと打ち消し合っているのかな。ノイズキャンセリングシステムみたいに、、、
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城下町 どすんラーメン / 小田原駅緑町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.3

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