Cuernavaca

神奈川県南西部 食と生活

農業

「新NISAや高騰が続く都心のマンションを買うだけが資産形成ではない。ライフスタイルを少し見直すだけで、私は月13万円の年金だけで妻と2人で暮らせた」

プレジデントオンラインが各ポータルサイトへと働きかけた結果、森永氏の最後の著作が様々なところで取り上げられておりました。

故森永卓郎氏はコロナ禍により収入が激減し、移動制限の影響も受け生活が一変した。
2018年から行っていた群馬県の道の駅での農業体験も出来なくなり、埼玉の自宅に籠もることとなった。
氏にとって農業体験は単なる土いじりではなく、コロナによる収入減で老後生活をシミュレーションするための「一人社会実験」の場でもあった。
その実験を所沢近辺で・・・坪ほどの畑を借りマイクロ農業として実践することとなった。多くの苦労を体験し、しばらくして収穫した作物で自分たち家族の食事をまかなう「自産自消」ができるようになった。
そこには、畑仲間の助けも重要だった。氏と同じ庶民であり、会社のような上下関係もなければ、金銭のやりとりもない。土地の賃借料すらない。そういう同士に助けられたとのこと。
結果的に「一人社会実験」は大成功をおさめた。冬場こそ農作物は作れないが、少なくとも食費は半分以下にすることは十分可能だ。もちろんマイクロ農業だけで生計を維持していくのは不可能だが、いざという時でも困らないだけの最低限の食べ物を自給自足できて、これほど心強いことはない。

「身土不二」という言葉がある。人は自分が住んでいる土地でとれる旬なものを食べることが、自身の健康にも自然にとってもいいということ。いわゆる「地産地消」である。「マイクロ農業」はこれをさらに一歩進めた「自産自消」である。
一人社会実験の結果、1カ月当たりの生活費は家族3人で月額10万円は全然かからなかった。月額10万円で家族が暮らせるなら、夫婦の年金が月額13万円になったとしても十分に生活は可能だ。政府が煽った「2000万円問題」も即座に解決する。新NISAをきっかけに投資に手を出して全財産を溶かすなんて愚かなリスクも回避できる。
2020年に出版され今もロングセラーの書籍に『Die With Zero』(ダイヤモンド社)がある。貯蓄をすべて使いきり、死に至りプラスマイナスゼロであれということだ。
現実的には難しくても、老後は好き勝手に生きたいというのは誰もが思う本音だが、そんなことをしなくてもライフスタイルを変えるだけで年金だけでも十分暮らしていける。これからも、社会保障制度の維持のために、政府は年金の支給額をますます減らしていくにちがいないのだから。
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梅の剪定作業も無事終了し、後は花が咲き、実がなるのを待つばかり。
剪定して仕上げた木は、1月30日から当地の「梅祭り」にて公の鑑賞にさらされることになります。
(本年の開花状況はほぼ平年並みと思われ、一月下旬には「十郎」は満開。「南高」は8分咲きの様相であると思われます。)

我々の作業も梅に続き、キウイフルーツの剪定に入りました。
キウイの剪定の要諦。
キウイはぶどうや柿と同じく、昨年実がなった部分より内側には新梢が発生せず、実もならない。
年々結果部分は枝の先端へと移り、木はどんどん大きくなると共に内部は空洞化してしまう。
そこで古い枝の基部から発生した”突発枝”を生かし、貧弱な母枝を枝先端部から順に除いていく。残す芽の数は一平方メートルにつき25が最適。
これがキウイ剪定の"教科書的解釈”となります。

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